清水区庁舎と静岡市駿河区の南街地を結ぶ通称南幹線、清水区側の起点近くに架かるのが千歳橋です。橋の南側の河川上に有料駐車場が併設する珍しい構造です。しかし橋の掛け替え工事計画が急浮上、地元への説明も不十分なまま計画が進み多くの住民が困惑しています。
工事期間は事前工事が3年で千歳橋駐車場は撤去、本工事に5年その5年間は橋は全面通行止めに、さらに橋の両端は現在よりも2m高くなり、周辺の地域住民や店舗は大きな影響を受ける計画内容です。
この地域では住民の高齢化が急速に進んでおり、今の計画では橋を渡るのにも一苦労となってしまい、ノーマライゼーションの理念とはほど遠い状況が懸念されます。
治水事業も勿論重要ですが、行政は橋の掛け替えだけに特化するのではなく、並行して今暮らす住民の利便性と安心安全の確保、またこの地域で育った人たちが引き続き住みたいと思えるような魅力ある街づくりを地域住民と一体となり考え、未来に希望を持てる静岡・清水になって欲しいと強く願っています。