お墓参り墓地清掃代行サービス

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彩雲の四方山話、お墓や供養にまつわる内容をお届けします。

彩雲の四方山話

お墓や供養にまつわる種々雑多な話、世間話、とりとめない話をお届けします。

ご先祖様を大切に

仏教の教えには、見返りを求めずに行った善行はいつか自分に返ってくる、救われるという考えが方があり、先祖供養をしてご先祖様を大切にすることにり、自分たちにも徳が返ってくると考えられています。
日々ご先祖様の供養を行い、感謝することで、見返りを求めない善行へと繋がり、自分自身を良い方向へと導いてくれて、自信へと繋がることでしょう。
毎日ご先祖様に手を合わせ、感謝の気持ちを伝えましょう。

灯籠流し

灯籠流し

ご先祖様・故人の魂を弔い流す供養灯籠、また各々の願いを込めて流す願い灯籠などを海や川に流す行事。日本各地で行われる灯籠流しは、地域によって時期や方法に違いがあるものの、ご先祖様を供養し、平和を願う人々の想いが込められた伝統行事です。
灯籠流しは一説によると中国で始まったと言われており、アジアの国々を中心に広く行われている行事です。

菩提寺・檀家とは

先祖の墓があり、法要を行ってもらうのが菩提寺(ぼだいじ)で、その寺に属する家を檀家(だんか)といいます。菩提寺を持っていると、不幸が生じた際、葬儀が終わるまで読経や、戒名、位牌の用意、葬儀社との打合せ、お供物、献花の準備など様々な相談にのってもらえます。また、四十九日法要や納骨、一周忌、三回忌といった今後の法要も引き続き同じお寺で営むことができ、手厚く供養ができるので安心です。
身内に不幸があったときには、まずは菩提寺に相談すると良いでしょう。

曹洞宗のご本尊「三尊仏」

三尊仏(さんぞんぶつ)は中央に曹洞宗のご本尊であるお釈迦さま、向かって右側には福井県の大本山永平寺を開かれた高祖道元禅師(こうそどうげんぜんじ)、左側には横浜市鶴見区の大本山總持寺を開かれた太祖瑩山禅師(たいそけいざんぜんじ)が両祖とし、お釈迦さまと共に一仏両祖(いちぶつりょうそ)として仰ぎ、お仏壇の中心に三尊仏をお祀りし、ご先祖さまの供養と共に朝夕手を合わせ信仰を深めると良いとされています。ご本尊像・一仏両祖のお絵像は菩提寺に相談し求めると良いでしょう。

盂蘭盆会

盂蘭盆会(うらぼんえ)とは日本古来の風習に基づいてご先祖様の御霊を供養する大切な仏事でお盆の正式名称です。毎年7月または8月の13〜16日に行われます。
日本にお盆が伝わったのは西暦606年で、最初に推古天皇が広めたものといわれています。このように盂蘭盆会の歴史は古くから伝わるものですが、仏事として定着したのは江戸時代からだそうです。
故人ご先祖様に、命をつないでもらったことに感謝し、魂を敬い慰める機会として、今も日本に伝わる良き風習として、大切に受け継いでいきたい伝統文化です。

知っておきたいお墓のルーツ

古代歴史のお墓のルーツは、古墳時代の前方後円墳が知られています。この頃のお墓は天皇や皇族など身分の高い人たちの権力の象徴として作られました。現代のお墓とは少し意味合いが異なります。

お墓の形が確立したのは江戸時代中期

お墓の形が確立したのは江戸時代中期
当時幕府がキリシタン排除の目的で作った寺請制度により、全ての住民がお寺の檀家になり墓を建てる習慣が浸透したと考えられます。

火葬の導入

日本の古代から中世にかけては土葬が主流でした。古墳時代には巨大な古墳を築き、そこに埋葬する習慣が栄えました。
仏教の伝来とともに火葬の概念が日本に持ち込まれました。仏教では火葬によって魂が解き放たれると考えられており、特に僧侶や貴族の間で広まりました。しかし江戸時代までは土葬が主流で、火葬は一部の地域や階層に限られていました。

土葬から火葬への転換

19世紀以降、日本は近代化を迎え都市化が進みました。それに伴い衛生問題が深刻化、土葬が原因とされる疫病が頻発するようになり、明治政府は火葬を推奨し普及していきました。
1948年に制定された法律により、多くの自治体で火葬が義務化されました。
現代でも火葬が主流となっていますが、多様化する社会の中で、自然葬や樹木葬などの新しい葬送の形も注目されています。